Mr.マカブログ　[１６]

2007年05月31日

マカ「こんなの売ってたらアカンちゃうー？」と言っても現に道端でこうして袋に入れて売っているんですねー。
まさかこれからボンボン高原にマカを見に行こうとしているのに、車の中で幻覚や妄想をしようとしているわけじゃないし、薬物依存症にも見えない通訳の女性が食べた目的を最初は全然分からなかったのです。
何か目の前にそういうものがあること自体物騒ですよね？

マカ「ガム代わりにしちゃー、不味そうだしなー、当ててみて下さい、と言われてもナァー・・。」

聞くところによると、ペルーの大統領が「コカの葉をサラダに使ってみてはどうか」などと発言しているとか、コカの生産世界第３位のボリビアでは、議会で国章にコカ葉を採用する案が検討されているのだそうです。

それにはこういう理由があるのです。

現在の国章には、コンドルの脇にあるオリーブと月桂樹があります。
ところが「オリーブは、スペインで、月桂樹はローマ帝国のシンボルだ！」
正直いって征服されたのですからペルーやボリビアにとってはもともとのものではないのですね。
そこで古来から伝統的に薬や飲料として使われてきたコカの葉に変えるべきだ！と主張していのですって。

マカ「うーん、それも分からないわけじゃないけど、ちょっとそれはねー。」

横ではまた通訳の方が食べてる・・・。

死なないのなら噛んでみるかなぁ・・・。

続く

Mr.マカ

2007年06月02日

遅刻してきた社長は我々の会話が日本語なので何を言っているのか分からなかったでしようけど、 コカのことで盛り上がっているということだけは理解しているようで、しきりに頭を指しているのです。

それはとても痛がっているようでマカ「あの、社長のパフォーマンスは何ですか？何をしているのですか？」

通訳「降参ですね？じゃ教えますね。これは高山病にならないためなのです。」

マカ「こ、こぉ〜、高山病〜聞いたことはありますが、やっぱりなります？」

通訳「これから１時間で標高４，０００ｍを越えるのです。急激に気圧が変わるので酸素が薄くなり、脳に 酸素が回らなくなるのです。」

マカ「えっ？それでどうなるんですか？そんなんやったら死ぬでしょう〜」

通訳「いえいえ、でもかなり苦しくなって頭痛が酷くなる人もいますからね。」

マカ「それ早く言って下さいよー、なら食べてみます。かじって吐き出したらいいんですか？」

一般には、コカの葉を干したもの数枚〜数十枚に熱いお湯を注ぎ、しばらく待ってから飲むのだそうです。
砂糖を入れたり、カモミールと混合したりして飲む人もいて、きわめて日常的なコカ茶は飲み物で、ティーバッグ も売られている、と聞きました。
標高が高いので、旅行者などは高山病に罹りやすいので、コカ茶を飲むことで高山病の症状が緩和されるの だそうです。

一番気になる中毒のことは、幻覚が出るのに必要な量はお風呂いっぱい分のコカの葉を食べないとそんなこと にはならないのだそうです。

マカ「それを先に言わんかい！ねっ？」

続く

Mr.マカ